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日本、食品の廃棄量が年間1,380万トン 食料援助量の1.7倍にも (2010年09月03日)

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WWFジャパンとグローバル・フットプリント・ネットワーク(Global Footprint Network=GFN)は、日本のエコロジカル・フットプリントに関する初めての報告書を日本語および英語でとりまとめ、公表しました。

WWFは、これまで『生きている地球レポート(Living Planet Report)』を2年に一度のペースで公表し、地球環境の動向を伝えてきました。それに先立ち、このほど日本のエコロジカル・フットプリントに関する報告書をまとめました。

『生きている地球レポート』では、「生きている地球指数」と「エコロジカル・フットプリント」について大きな指標を扱っています。このうち、今回は「エコロジカル・フットプリント」に絞って、日本の経年的変化を追い、日本の現状と課題を明らかにしました。

2006年の日本のエコロジカル・フットプリントは、一人あたり4.1ghaとなりました。これは世界平均(2.6gha)の1.5倍にあたります。日本のバイオキャパシティは一人あたり、わずか0.6ghaにすぎず、世界平均(1.8gha)の3分の1にしかなりません。世界中の人が、日本人と同じ生活をすれば、地球が2.3個必要となる計算です。

なお、gha:グローバル・ヘクタールとは、資源を生産し、二酸化炭素を吸収する能力の世界平均値をもつ陸域水域1ヘクタールのことを指します。

日本のエコロジカル・フットプリントが4.1ghaになる理由は、二酸化炭素を吸収するのに必要な土地面積の大きさで説明することができます。総エコロジカル・フットプリントの65%がカーボン・フットプリントで占められています。1961年にくらべると、カーボン・フットプリントは1990年代後半に13倍に増大しています。

一人あたりバイオキャパシティが0.6ghaしかないのに、エコロジカル・フットプリントが4.1ghaあるということは、その不足を輸入に頼っていることを意味します。

日本人の日常生活におけるエコロジカル・フットプリントの内訳では、食料がもっとも大きな割合を占めています(36% /家計消費活動に占める割合)。日本では、食べずに廃棄される量が年間1,380万トンに達していることが問題点だとされています。

廃棄される食品が減ればエコロジカル・フットプリントを下げることができますから、まずは家庭の取り組みとして“捨てない”ことをモットーに掲げてみてはいかがでしょうか。家庭で徹底して教えることで、子どもたちにもエコの心が芽生えていくことでしょう。

日本のエコロジカル・フットプリントに関する初めての報告書を公表|WWFジャパン



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投稿者 kksblog : 2010年09月03日 16:29


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