●小中学校で科目を追加 「学力調査の在り方について(中間まとめ)」を公表 (2010年09月02日)
文部科学省により、「平成23年度以降の全国的な学力調査の在り方について(中間まとめ)」が公表されました。
今年度の調査目的は、「義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。また、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。」ことです。
対象とする学年については、義務教育における各学校段階の最終学年における到達度を把握するため、当面、小学校第6学年および中学校第3学年の児童生徒とすることが適当であるとしています。
実施時期については、児童生徒に対する学習改善に役立てるため、年度の早い時期に調査を実施し、できるだけ早い時期に学校等へ結果が返却されることが必要であるとして、過去4回の調査で、定着してきた4月下旬の実施を基本とすることが適当と考えられています。
対象教科は、これまでの「国語」、「算数・数学」に加えて、小学校では、「社会」、「理科」、中学校では、「社会」、「理科」、「英語」を追加することを検討していくことが適当としています。
また、追加教科の実施頻度は、学校の負担増を懸念する意見に配慮し、例えば、3年に一度とし、毎年度、実施教科を入れ替えて、実施することも考えられているようです。
学力調査に関してはいろいろな意見があると思いますが、最終的に児童生徒への教育指導の充実や学習状況が良い方向へ動いて行くような体制づくりが求められます。
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投稿者 kksblog : 2010年09月02日 17:42