●国民の幸福感は10点満点で6.5点~『国民生活選好度調査』 (2010年09月30日)
めまぐるしい社会情勢の中で、自分はどれだけ幸福を感じているでしょうか?内閣府は、国民が実感している幸福感・満足感の現状を把握することを目的に、毎年『国民生活選好度調査』を実施しています。
4月に発表された平成21年度の調査結果では、国民の幸福感は10段階評価で平均6.5点でした。これは、「とても幸せ」を10点、「とても不幸」を0点とすると何点かの評価。日本は5点を選択する者が多く、欧州のデンマークや英国と比較すると、日本人は低い点数をつける者が多い傾向の表れのようです。
男女別にみると、平均が女性は6.69点、男性は6.69点で、7点以上になると女性59%、男性48%であることから、女性のほうが幸福感が高いようです。年齢別にみると、30歳代の幸福感が最も高く、特に7点以上の幸福感があると答えた者の割合は、30歳代をピークに年齢階層があがるにつれ低下しています。
幸福感に影響する要素は、健康、家族関係、家庭状況が3大要素。その要素のためには、企業や政府への期待へとつながります。
企業へは「給料や雇用の安定」、「仕事と生活のバランス確保」、政府へは「年金・医療介護・子育て」、「雇用や住居の安定」が重要課題として期待されています。しかし、政府への期待に対して、現状の満足度は低く、特に年金制度については不満が高くなっています。
やはり経済の安定が幸福度につながるといえそうですね。例えばボランティア活動なども参加の意思は低いのが現状。安定した生活を確保してこそ、社会的なサービスを提供する活動に目を向けるといえるでしょう。政策の充実で幸福感につながっていくことが期待されます。
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投稿者 kksblog : 2010年09月30日 11:45