●4人に1人は「家事の時間」を学習に回したい 女性の学習に関する意識調査 (2010年08月24日)
株式会社ニチイ学館は、女性の学習に関する意識調査結果を公表しました。
一週間あたりの理想の学習時間が最も長いのは近畿地方の8.8時間でした。しかし、実際の学習時間は関東地方が4時間と全国でトップ。近畿地方は理想と現実のギャップが全国で最も大きい結果になっています。
学習時間が確保できない理由として、半数以上の女性が「家事が忙しいから」と回答しています。4人に1人は「家事の時間」を学習に回したい意向があることがわかりました。「仕事」「家事」「育児」を抱える30代女性では、学びたくても学べない学習危機の恐れを抱いている傾向にあります。
最も学習をする場所は「自宅」が9割となりました。子どもを持つ女性の約4割が「自宅を長時間空けられない」と回答しています。
学習方法は「書籍」が57.5%と主流です。自宅での学習スタイルをイメージさせるものとしては、「通信教育」(42.5%)、「e ラーニング」(28.8%)との回答も出る結果となりました。
さらに、育児休暇取得者の8割は、復帰後のスキルや能力の低下に不安を感じると回答しています。しかし、復帰後に向けて学習で取り組んだことについては、復帰に向けて取り組みたいことがあった回答者の3人に1人が「したいことがあったが何も出来なかった」と回答しており、学習時間が確保できないことで復帰後に向けた準備が行なえていない様子がうかがえます。
理想と現実には大きな開きがあるようですね。育児や家事など女性での家庭の役割が大きすぎることが学習のさまたげになっている傾向ですが、通信教育やe ラーニングなどを取り入れればスキルアップも夢ではなさそうです。何事も無理だと思う前に、まず工夫をするしてみることが第一歩だと言えるのではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2010年08月24日 19:55