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身近にある化学物質に関する国民の意識や取組を調査~環境省 (2010年08月24日)

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環境省が、「身近にある化学物質に関する世論調査」を実施。その結果が公表されました。

全国20歳以上の方を対象に、調査員による個別面接聴取。調査は、身近にある化学物質に関する国民の意識を調査し、化学物質に関する施策等を検討する参考資料にすることを目的に実施されています。

「化学物質」という言葉の印象は「危ないもの」と考える人が7割近く。日常生活において、身近になる化学物質に関連して、どのような取組を行なっているのか聞いたところ、「有害な化学物質を含むごみを、なるべく分別して捨てている」、「無農薬や減農薬の食材をなるべく選んでいる」といった回答が多くありました。社会の取組として求めることは、「科学物質に関する様々な情報を公開すること」を挙げた者が6割に及びました。

どんなものに含まれている化学物質に関心があるか聞いたところ、「農薬・殺虫剤・防虫剤」、「飲み水・食品」、「工場などの排ガスや排水」、「家の内装や建築材料」の順に挙げられました。都市部では「家の内装や建築」が多く、性別に見ると、「農薬・殺虫剤・防虫剤」は男性、「飲み水・食品」「家の内装や建築材料」が女性の割合が高いという、もっともな結果に。各家庭における化学物質に関する取組についても、ごみの分別や食材選びの実施は女性で割合が高くなっています。

今後、身近にある化学物質の情報を、「テレビ」、「新聞、雑誌」、「商品ラベルや説明書」、「インターネット」などから得たいと回答しています。得たい情報は、「人の体内に取り込まれる化学物質の有害性」、「日常生活の中で消費・使用する物品にどのような化学物質が含まれているか」、「日常生活の中で消費・使用する物品の安全で適切な使用方法や廃棄方法」、「人の体内にどのような化学物質が取り込まれるのか」など。ポイントは、わかりやすい情報提供になっているかということ。今の成分説明や使用上の注意などのラベルや説明書は、「見やすいと思わない」と回答する人が多いようです。

地球規模で、化学物質の対策を進めることが必要とされています。日本は開発途上国への協力も行なう必要があると考えています。このような調査結果をふまえて、国内の規制や基準などを見直し、開発途上国への導入、安全な物質開発につながることが望まれますね。


環境省 -「身近にある化学物質に関する世論調査」の結果について



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投稿者 kksblog : 2010年08月24日 09:29


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