●企画展「あしたのごはんのために」が、国立科学博物館で開催されます (2010年08月18日)
企画展「あしたのごはんのために」は、平成22年9月18日(土)から平成23年11月16日(日)まで、国立科学博物館、日本館1階の企画展示室で開催されています。時間は、午前9時~午後5時となっています。料金は通常、入館料の一般・大学生が600円、高校生以下が無料、のみとなります。
展示内容は、以下のようになっています。
約1万年前以降、人類は「農耕」を手に、世界各地へ拡散し、生態系に大きな影響を与えてきました。人類史において、農耕活動は破綻と再生を繰り返し、それは文明の崩壊と再生とも密接に関係しており、この企画展では、「田んぼ」を舞台に、「遺伝的多様性」という視点から、将来の食と農耕のあり方を考えます。
まず、「人類史における農耕の重要性を知る」ということで、最新の高度DNA分析から明らかにされた初期農耕民の拡散の様子を知ります。
そして、農耕は、「その始まりが環境破綻の始まり」と言われるほど生態系を大きく変えてきました。人類は、農耕が引き起こす環境変化にどのように向き合ってきたか?を知ります。
そして、「私たちの日本の農耕の今を知る」ということで、現代日本の田んぼを江戸時代の田んぼやラオスの焼畑、西南アジアの麦畑と比較します。
そして、「遺伝的多様性の大切さを知る」ということで、遺伝的多様性が失われると、どのような影響があるか?遺伝的多様性を守るためには、どのような取り組みがあるか?を考えます。
これからの時代を担っていく子どもたちには、知っていてほしい内容が、どっさりと詰まった感じですね。
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投稿者 kksblog : 2010年08月18日 01:23