KKSブログ: 海棲哺乳類の進化と生態の謎に迫る大哺乳類展を開催～国立科学博物館

東京・上野の国立科学博物館では、海棲哺乳類の進化と生態の謎に迫る『大哺乳類展－海のなかまたち』を９月２６日まで開催しています。

今年は「国際生物多様性年」。約70種、150点の標本から、多様な進化を遂げ、海にすむことを選んだ海棲哺乳類を知り、この地球でかれらと一緒に生きていくことの大切さを考えることを目的として、開催されています。

世界中の海にすむ哺乳類の中から、シロナガスクジラ、マッコウクジラ、シャチ、ミナミゾウアザラシ、ジュゴンなど、70種以上約150点が大集合。はく製や骨格を観察して、海棲哺乳類の体のしくみを学びます。

世界最大の生き物シロナガスクジラの全身複製骨格の展示、マッコウクジラが世界最大級のイカであるダイオウイカを捕える姿の再現、クジラやイルカの歌声を聞いたり、歯や骨に触れたりできる体験型の展示など、見どころや楽しめるポイントもたくさん。動物ハカセになれそうです。

他にも絶滅した動物の貴重な化石で、海棲哺乳類の進化の謎に迫ったり、海岸に座礁したイルカやクジラを調べる「ストランディング研究」による最新の研究成果など、興味深い内容です。

会期中はさまざまなイベントも予定されています。夏休みの自由研究にもつながる展示や解説になっています。お出かけしてみてはいかがでしょうか。

教育家庭新聞社
教材はこちら