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賢治のふるさとの星まつり「いわて銀河フェスタ2010」国立天文台 水沢 (2010年08月20日)

fes_100818.jpg岩手県といえば、宮澤賢治のふるさととして知られています。賢治の心象世界にある理想郷を指す言葉「イーハトーヴ」は「いわて」をもじって作られた造語だそうです。童話作家として知られている賢治ですが、農業の指導や、天文にも造詣が深く、星座を歌にした「星めぐりの歌」は童話と共に有名です。

毎年夏に行われている、岩手県奥州市の星空にちなんだお祭り「いわて銀河フェスタ2010」が8月21日(土)、今年も開催されます。開場は国立天文台水沢地区VLBI観測所と、国立天文台水沢地区内にある奥州宇宙遊学館です。このお祭りは、国立天文台水沢地区の特別公開も兼ねており、入場は無料です。

行事の内容は、国立天文台関係ではクイズラリー、ペットボトルロケットといった子どもから楽しめそうなものから、水沢地区で行われている研究、VERA、RISEの紹介などがあります。VERAとは、銀河系の3次元立体地図を作るプロジェクトで、観測所の名前にも含まれている、VLBIという手法を用いて銀河系の距離と運動を高い精度で計測し、銀河系の立体的な姿を明らかにするというものです。RISEとはRISE月探査プロジェクトのことで、これまでに月の重力場や地形を明らかにしてきました。次には月の回転運動や地震の観測などを加えた総合的な観測への試みが始まっています。

宇宙遊学館、銀河フェスタ関係では、宇宙遊学館の一般展示、4次元シアター、不思議実験、ワークショップなど科学への興味をそそられる内容が盛りだくさんです。パネルディスカッションでは、岩手県の地名にちなんだ小惑星「平泉」をテーマに、達増岩手県知事、大矢邦宣盛岡大教授、アマチュア天文家の関勉氏がパネラーとして参加します。

この他、星空観察会、ミニコンサートなどどこから参加するか迷いそうなほど多彩な催しが企画されています。星空観測からその先を見つめる最先端技術まで、天文に関する楽しさ、面白さがつまっていそうですね。

いわて銀河フェスタ2010と国立天文台水沢地区特別公開|国立天文台 水沢



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投稿者 kksblog : 2010年08月20日 08:04


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