●保育環境と学習効果との関係を検証、3年間東大とミサワホームが共同研究 (2010年07月31日)
ミサワホーム株式会社は、このたび国立大学法人東京大学と株式会社ミサワホーム総合研究所との3者間において共同研究契約書を締結し、産学共同での研究を開始したことを明らかにしました。
子どもの個性や潜在能力を伸ばす提案・ノウハウについて学術機関と共同でその効果を検証することにより、ミサワホームの住環境・保育環境に関する提案がさらに充実したものになると考え、また、幼児教育研究の進展にも寄与することを目指して、今回、東京大学大学院情報学環山内祐平准教授との共同研究が開始されました。
研究期間は、平成24年度までの3ヵ年を予定しており、初年度は「学習を指向した保育環境デザインに関する研究」がテーマとなります。
このテーマは、保育環境と学習効果との関係を中心に検証されていく予定となっています。
具体的手法として、コビーアンドアソシエイツが運営する保育園において、子ども同士の「取り合い」や「譲り合い」、「共用」などの行動が発生する状況を観察、保育環境が“8つの知性”の内、「社会的知性」の発達に与える影響を調査・分析し社会性を育むのに効果的な遊具や室内環境などについて研究がおこなわれます。
ミサワホームは、今後も事業ポートフォリオの最適化の一環として保育園の設計・施工を積極的に展開するなど保育事業を強化し、これらの取り組みの中で得られる研究成果やノウハウを戸建住宅の商品開発に反映するなど、子育てしやすい環境づくりを推進していくことを目標としています。
保育環境と学習効果との関係を検証していくことにより、今後日本の未来を担う幼児や児童に有益な効果が得られるかもしれません。子どもを育成することは大事なことですし、ぜひ社会や地域全体で取り組んでいきたいものですね。
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投稿者 kksblog : 2010年07月31日 14:40