●「著作権」ってどんなことか考えよう 文化庁「はじめて学ぶ著作権」 (2010年07月27日)
作文や写生、工作などで、うまく仕上がったときは、本当にうれしく、充実した気持ちになりますよね。だけど、それをそっくりそのまま誰かに真似されたら?自分で考えたり工夫したりして、がんばって仕上げたものなのに「同じだ」と言われたら?
文化庁では、著作権法の知識がなくても、著作権がどういうものか理解できることを目標にしたコンテンツ「はじめて学ぶ著作権」を公開しています。絵本作家のやなせたかし氏によるキャラクター「ちよちゃん・さくちゃん・けんちゃん・うっかりちゃん」と一緒に、「著作権ってなんだろう?」ということを考えられる、さまざまな素材をダウンロードできます。
まず著作権を考えるための、「表現のちがい」「作者の気持ち」「作品の価値」という3つのお話があります。サイトではスライドショーで見ることができ、ダウンロードページでお話のイラストやシナリオのダウンロードもできます。やなせ氏のかわいいキャラクターと身近な題材で、お話に入りやすく、身近な問題として考えることができそうです。
授業などですぐに使えるよう、3つのシナリオについて、それぞれ小・中・高等学校用の指導の手引きと、ワークシートも用意されています。ワークシートは、それぞれの年代に応じて「このとき登場人物はどんな気持ちだったか」「どうしてこのようなことが起こったのか」「何の権利の侵害にあたるか」といったことを考えて書き込んで行く形になっています。
キャラクターのさまざまな表情、ポーズのイラスト素材集もあり、オリジナルの教材を作るときにも役立ちそうです。そしてダウンロードページには、著作者がその著作物を自由に使ってもらってよいと考える場合に、その意思を表示するための「自由利用マーク」がついています。「自由利用マーク」には「プリントアウト・コピー・無料配布」「障害者のための非営利目的利用」「学校教育のための非営利目的利用」の3種類があり、このコンテンツにはすべての自由利用マークがつけられています。
今や映像や音楽はデジタル技術で、高品質を手軽に楽しめるようになった反面、違法なコピーも手軽にできてしまうようになりました。個人で楽しむだけだから、と私たちの意識も緩くなっていないでしょうか。子ども達が正しい知識を身につけられるよう、大人ももう一度自らの意識を見直してみる必要があるかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2010年07月27日 06:55