●世界の青少年が集う 国際生物学/数学オリンピック参加生徒の成績公表 (2010年07月23日)
毎年行われている、高校生を対象とした国際的な科学技術コンテストにおいて、第21回国際生物学オリンピック、第51回国際数学オリンピックに参加した生徒の成績が公表されました。生物学オリンピックでは金メダル1名、銀メダル3名、数学オリンピックでは金メダル2名、銀メダル3名というすばらしい成績でした。
日本では高校生が対象になっていますが、参加資格はいずれも「20歳未満で大学教育(または、それに類するもの)を受けていないもの」となっています。生物学では59カ国、数学では96カ国から青少年が集まるのですから、教育制度もさまざまで、お互いの学校の日常について話をするだけでも刺激になりそうですね。
国際生物学オリンピックは7月11日から18日の間、韓国の昌原で開催されました。内容は、生物学の理論問題および実験問題への取り組みをテストするというものです。日本は2005年より毎年4名の高校生が選手として派遣しており、今年で4年連続4名全員のメダル受賞を成し遂げています。
代表選手は、日本生物学オリンピック「生物チャレンジ2010」の選抜試験で選ばれました。日本生物学オリンピックのホームページに、第一次試験の問題と、正解・解説が掲載されています。生物好きな人、生物学オリンピックに興味のある人は、ぜひ挑戦してみてはどうでしょう。
国際数学オリンピックは7月2日から14日に、カザフスタンのアスタナで開催されました。日本は1990年から参加し、毎年6名の生徒を派遣しています。今年は5名がメダルを獲得し、国別順位第7位という好成績を収めました。惜しくもメダルを逃した一人も、出題問題(全6問)のうち、1問以上について満点を獲得した「優秀賞」を与えられています。
優秀な成績を収めたこともすばらしいですが、自分の知識や能力を活かして世界でチャレンジする気持ちこそが、評価に値するのではないでしょうか。オリンピックに出場した経験はきっと、子ども達にとって自信とさらに前進する力になるでしょうね。
国際生物学オリンピック参加生徒の成績について:文部科学省
第21回国際生物学オリンピック(IBO2010)韓国大会
国際数学オリンピック参加生徒の成績について:文部科学省
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投稿者 kksblog : 2010年07月23日 12:12