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日本より教育熱心な中国、生活レベル落としてでも教育費を確保 (2010年07月21日)

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めざましい社会発展を成し遂げている昨今の中国では、その社会事情に合わせて、母親の教育への関心も高まっているようです。市場調査事業を展開する(株)矢野経済研究所が、日本及び中国の母親への教育に関するアンケート調査を実施しました。

調査対象は、3歳から6歳の未就学時をもつ母親です。調査結果をみると、中国の母親は“学力向上”への関心が高く、習い事をさせている家庭が多く、生活レベルを落としてでも教育費を確保する意向があることがわかりました。

育児で関心の高いことといえば、日本では「生活習慣」、「礼儀・挨拶」、「子どもの友達関係」であるのに対し、中国では「学力向上」、「体力向上」、「習い事」という結果です。

中国の母親は習い事に熱心で、8割以上が習い事をしています。複数習い事をしているケースも多く、早期教育が熱心に実施されているといえます。一方日本では、半数以上が習い事をしていません。

教育へ惜しみなくお金を費やすと考え、教育熱の高さが示唆される中国ですが、親として教育に対して介入するかどうかといった取組体制には差があるようです。日本では生活レベルを落としてまでというくらいに熱心に教育に取り組んでいるわけではありません。「公立学校を中心に、大学まで出てほしい」「本人のやりたいことを伸ばしてやりたい」というように、かつての“教育ママ”的母親は鳴りをひそめています。

今の中国はかつての日本社会を見ているような気がしませんか。社会情勢によって教育スタンスは大きく変わってくるようです。


日本及び中国の母親への教育に関するアンケート調査結果 2010 - 矢野経済研究所



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投稿者 kksblog : 2010年07月21日 04:05


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