●小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)回収したカプセル等の展示~JAXA (2010年07月18日)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、平成22年6月14日に回収したカプセルの一部などの展示を行うこととなりました。
展示は、現段階で、計3回、行われる予定です。
まず、7月30日(金)、31日(土)(9時30分~17時00分)、模原市立博物館で「前面ヒートシールド」や「背面ヒートシールド(カプセル本体を保護する断熱材)」の他、カプセル関係物品の展示が行われます。
そして、8月2日(月)~6日(金)(10時00分~17時00分)、JAXA筑波宇宙センターで、「前面ヒートシールド」や「背面ヒートシールド」の他、カプセル関係物品の展示が行われます。
そして、8月15日(日)~19日(木)、丸の内オアゾ1階「○○広場(おおひろば)」で「前面ヒートシールド」や「背面ヒートシールド」の他、カプセル関係物品の展示が行われます。
「はやぶさ」(MUSES-C)は、小惑星探査を目的に開発された探査機で、地球の軌道と似た軌道を持っており、日本のロケット開発の父である故糸川英夫博士にちなんで「ITOKAWA」(イトカワ)と名付けられた小惑星を探査するために、開発されました。
「はやぶさ」は、小惑星までイオンエンジンを使った飛行を行い、自律的に小惑星に近づき、その表面から、物質のサンプルを持ち帰ることを目的としていました。
これまで人類がサンプルを持ち帰った天体は月だけですが、月は変成してしまったため、太陽系初期のころの物質について知ることができなくなってしまいました。
小惑星は惑星が誕生するころの記録を比較的よくとどめている化石のような天体であり、この小惑星からサンプルを持ち帰る技術(サンプル・リターン)が確立されれば、「惑星を作るもとになった材料がどんなものか」「惑星が誕生するころの太陽系星雲内の様子はどうか」についての手がかりが得られます。また地球上でサンプルの分析が行えるため、回収される量が少量であってもその科学的意義は極めて大きいといえるわけです。
大変興味深い「はやぶさ」の軌跡を実際目で確かめてみたいと思ってしまいますね。
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投稿者 kksblog : 2010年07月18日 23:58