●日本の子どものヘルスプロモーション~日本学術会議 (2010年07月16日)
平成22年7月12日に行われた日本学術会議健康・生活科学委員会子どもの健康分科会の審議結果について、取りまとめられ、報告書として公表されています。
この報告書が作成された背景としては、以下のことがあります。
わが国では、日本国憲法と児童憲章において、世界的には、世界保健機構憲章や児童の権利に関する条約において、小児の健康は擁護されるべきものであることが規定されています。子どもは、このような社会的約束と家族的な養護の中で、健やかに発育・発達し、健康の保持・増進が図られるべきものである、といえます。
そのために、子どもの健やかな成長・発達と生涯を通じての健康づくりの基礎となる教育的アプローチや保健医療福祉活動が展開され、また、子どもの健康や安全を脅かす諸問題へ対応した対策的警備や活動がなされてきました。
現状、そして問題点としては、以下のことがあります。
子どものライフスタイルや健康は、子どもを取り巻く環境と、家庭、地域、学校、職場、国などのあり方に強く規定されており、自然的、社会的、心理的環境の改善と良好な状態の維持は、子どもの健全な発育・発達にとって不可欠です。
急速な都市化、産業構造の変化、少子高齢化、核家族化、働き方の多様化などによって、地域社会における環境の変化、共同体としての絆や相互扶助機能、子育て支援・養育機能の低下、各家庭の孤立、匿名化が進み、共同社会の組織的なつながりが大きく損なわれる傾向が懸念されています。
また、遊び場の激減や室内遊びの傾向が強まり、体力・運動能力の低下傾向もみられます。そして、少子化の進行により、幅広い人間関係の中での社会性、コミュニケーション能力、安定した情緒性などの獲得が困難になっています。
こういった問題点を解消していくための取り組みも載せられているので、一度ごらんになってみては、いかがでしょうか。
こうして見てみると、昨今の子どもたちを取り巻く環境は、だいぶ変わってきているというのが、よくわかりますね。
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投稿者 kksblog : 2010年07月16日 12:52