●皆で作る学校 コミュニティ・スクール 全国に広がり629校 (2010年07月04日)
文部科学省は、コミュニティ・スクールが制定後6年を経過して、徐々に広がりを見せ全国で31都府県、629校が指定されていると発表しました。コミュニティ・スクールとは、保護者や地域住民が学校運営協議会を通じて学校運営に参画し、より良い教育の実現を目指すという、地域に開かれ、地域に支えられる学校づくりの仕組みです。
629校の内訳は、幼稚園36園、小学校428円、中学校157校、高等学校3校、特別支援学校5校で、一年前から比べ150校以上増えています。地域ごとにみると、31都府県が実施しており、指定校数の多いのは京都(162校)、岡山市(80校)、島根県出雲市(49校)、横浜市(44校)、世田谷区(42校)、東京都三鷹市(22校)となります。
過去5年間のデータを見てみると、コミュニティ・スクールの調査研究校のうち、76%がコミュニティ・スクールとして指定されているという実績があります。今年平成22年度には、238校が調査研究を実施予定です。
これまでは、学校とは学区が制定され、定めのまま通わせるものだと考えていた時代から、入れたい学校へわせると変化してきつつあります。差別化を図りよりよい学校を作りたいと考えるのは自然な流れです。
コミュニティ・スクールの考え方は「みんなで関心を持ち、みんなで作る学校」です。問題があった時に文句を言うのではなく、普段から関心を持つことと、問題解決に向け協議するということが大切だとしています。
厳しい指摘もしながら、学校への協力もするなど十分なコミュニケーションがとれた場所では、お互いを尊重し信じあう中で信頼関係が育ちます。子どもを地域で守り育てるためには、コミュニティ・スクールの制度は、とても重要な役割を担っているのではないでしょうか?
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投稿者 kksblog : 2010年07月04日 15:51