●ホタルや、水辺の生き物を守る「こどもホタレンジャー」募集中! (2010年07月01日)
今年も「こどもホタレンジャー」の参加団体募集が始まりました。この活動は平成16年度から、水環境保全の活動を推進することを目的として環境省が毎年行っているものです。
「ホタレンジャー」という名前は、「ホタル」と「警備したり、保護したりする人」である「レンジャー」をつなげたものです。開発や環境汚染により、日本の多くの地域でホタルの飛び交う環境が失われてきましたが、各地でホタルを呼び戻そうとする活動や、残されたホタルを守ろうという活動も広がっています。こうした、ホタルを守る子ども達の活動を「こどもホタレンジャー」と名付け、その活動の報告を募集しているのです。
参加対象は、子ども達が中心となって、ホタルに関連した水環境保全活動を行っている、小学生、中学生の団体・グループおよびNPO/NGOです。河川その他の水環境において、水辺に生息する生き物の観察・保全活動をレポートにまとめて提出します。レポートは活動の成果や独創性、楽しさなどのさまざまな観点を含めて審査・表彰されます。
「こどもホタレンジャー」のホームページでは、ホタレンジャー活動を行う際に注意することが詳しく書いてあります。この中には、昔の人に話を聞いて、ホタルが生息していた頃と今とでは、環境がどのように変化したか考えることを促したり、それぞれの場所の生態系を変えるようなことはしてはいけない、といった注意点が挙げられています。
活動レポートの提出締め切りは平成23年1月20日(木)、それ以前に指導者研修会が10月頃より地方3ヵ所で開催される予定です。ホームページではこれまでの授賞団体が紹介されており、提出されたレポートを併せて読むことができます。その他、現在はまだ準備中ですが、ホームページにはホタレンジャーの写真館や、水生生物調査といったコンテンツが用意されています。
ホタルのために、水辺の環境を考えることから、生物が暮らすために必要な環境や、そこに多くの生物が関係していることなど、いろんなことが学べそうですね。
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投稿者 kksblog : 2010年07月01日 00:53