●81%の公立学校が学校関係者評価を実施 学校評価等の実施状況調査 (2010年07月12日)
学校が教育活動の成果を検証し、学校運営の改善と発展を目指すため、また家庭や地域との連携協力を進めるために、学校評価が行われています。学校教育法施行規則において、自己評価は実施義務が、学校関係者評価は努力義務となっています。
文部科学省では、学校の情報提供等の現状と課題を把握するため、「学校評価等実施状況」について調査しています。このたび、平成20年度間の調査結果が公表されました。調査対象は、すべての都道府県・市町村教育委員会およびすべての国公私立学校(大学、高等専門学校を除く)です。
学校評価の実施状況については、努力義務である学校関係者評価を81%の公立学校において実施していました。実施した学校のほとんどが、評価を行ったことが学校の現状/課題の把握やそれに基づく学校運営の改善に役立つものであったと回答しています。また学校関係者評価の活動内容として、学校行事の参観や校長など管理職との対話、授業参観を導入している学校が80%を超えていることがわかりました。
学校に関する情報を、学校関係者へ提供する方法としては、「学校便りの配布」、「ホームページなどへの掲載」、「保護者などに対して直接説明する機会を設ける」といった積極的な方法が多く上がりました。提供される情報の内容は様々ですが、特に「年間の行事予定」、「学校の教育目標」がそれぞれ90%を超えています。
自己評価の目標設定・達成状況の把握などの指標として外部アンケートの実施が有効ですが、外部アンケートは95%の公立学校において実施されていました。アンケートの項目は「学校教育活動への満足度」、「学校行事」、「授業方法」といった項目がそれぞれ80%を超えています。
学校関係者評価は、「子どもの教育」という共通の意識・目標について、保護者・地域と学校とがそれぞれの見方やどう感じているかについて、擦り合わせをするいい機会です。お互いが評価を通じて、理解と興味を高めていけるといいですね。
« 大阪府の金原瑞人さんによる講演会「12歳からの読書~言葉・ことば・コトバ~」 | トップページへ 思春期の子どもと保護者をサポートする性の健康教育プログラムを提供 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2010年07月12日 09:37