●第41回国際物理オリンピック参加生徒の成績発表!5名中4名がメダル獲得 (2010年07月29日)
7月17日から25日、クロアチアの首都・ザグレブで「第41回国際物理オリンピック」が開催されました。日本からは5名の高校生が参加し、うち1名が銀メダル、3名が銅メダルを受賞し、1名が入賞を果たしました。
近年では1、2名の金メダルの受賞が続いていましたが、今年は日本選手団にとっては難関だったようです。オブザーバーの杉山忠雄氏によると、理論問題に日本選手が学んでいなかった問題が出題されたそうです。しかし多くの外国選手にとっては標準問題であったため、日本の面々は苦戦を強いられたとコメントされています。
そのような状況でも選手たちは最後まであきらめずに課題に取り組み、実験問題で丁寧に測定を行うことで挽回できたそうです。また9日間という長い日程の中で、各種の交流行事を通して他国の代表生徒と親しくふれあいことができたようです。
参加者は国内での「全国物理コンテスト『物理チャレンジ』」に参加して、全国の高校生の中から日本代表に選ばれました。「物理チャレンジ」は第1チャレンジとして、全国の会場で一斉に実施される「理論問題コンテスト」と、自宅や学校で取り組む「実験課題レポート」に挑戦します。この結果から選抜された70名が、第2チャレンジに挑むのです。
第2チャレンジは、夏休みに3泊4日の合宿形式で行われます。それぞれ5時間で行われる「理論」と「実験」のコンテストにチャレンジし、成績優秀者には金賞、銀賞、銅賞などの賞が授与されます。第2チャレンジの間には第一線で活躍中の科学者との対話、最先端研究施設の見学、参加者同士の交流などもあり、物理好き、探求好きにとっては意義深い内容でしょう。
物理チャレンジのホームページには、物理チャレンジ、国際物理オリンピックについて詳しい紹介があります。理科が好き、物理が好き、という人は一度ぜひ覗いてみてはどうでしょう。特に今中学生なら、高校へ向けての目標になるかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2010年07月29日 18:06