●環境にやさしいパンダボールで、人も地球も幸せに~WWFジャパン (2010年06月29日)
今年は、FIFA ワールドカップが開幕されている年ですね。この4年に1度の華麗な祭典では、選手たちのプレーに世界中が熱狂しているわけですが、そんな華やかな舞台の裏には、ある悲しい現実があります。
実は、サッカーボールの多くが、インドやパキスタンに住む子供たちの安い労働力を頼りに製造されています。
「サッカーなんてしたことない」という貧しい少年労働者たちが、10センチもある2本の針を繰って、五角形や六角形の革片を縫っていきます。硬く、ぶ厚い材料に針を通して縫い合わせるのは、小さな子どもの手には、大変な作業となりますが、その報酬は、ボール1個で、たった30円ほどです。女性を含む大人の労働者も、基準をはるかに下回るような低賃金で長時間労働を強いられています。
そういったことから、WWFでは、サッカーボールの背景にある問題を人々に知ってもらい、さらに少しでも問題の解決を進めるため、通信販売「パンダショップ」で、フェアトレード&FSC認証ボールを販売することになりました。このパンダボールは、どなたにも、購入することができます。
パンダロゴの付いたボールは、フェアトレード商品を紹介するNPO「わかちあいプロジェクト」の協力によって、フェアトレードの基準に沿い、パキスタンで作られています。
ボール1個につき約100円の奨励金がパキスタンの生産者に支払われ、現地で、主に医療活動に使われます。
世界で起こっている事態を、こうした機会に知って小さな力でも何か起こしていくというのは、大切なことですよね。
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投稿者 kksblog : 2010年06月29日 00:48