●検定試験の透明化を図る ガイドライン(試案)発表 文部科学省 (2010年06月27日)
文部科学省は、検定試験の評価ガイドラインについて平成20年5月より検討してきました。その評価についてのガイドラインを取りまとめて公表しています。
検定試験は、学習成果を適切に生かすことのできる社会の実現という面では、大きな役割を果たしています。今後は、検定試験の質の向上をはかり、信頼性の確保や社会での活用促進などが必要としています。
検定試験の評価対象項目として次の5つを自己評価し、明示するよう求めることにしています。
1. 検定試験を実施する組織や財務の状況
2. 試験の目的や出題内容
3. 試験実施の状況や結果公表などの透明化
4. 受験者の意見や活動状況の情報収集と公表
5. 検定後の受験者への情報提供と学習支援
検定試験の実施者自身が「自己評価方式」により公表をすることとしていますが、いずれは外部の第三者機関に評価を依頼することを目指すといいます。
国内には、およそ1000種類の検定試験があり、検定ブームや資格取得ブームと重なり、実施主体も、試験の内容もさまざまです。生涯学習の面からしても大きな役割を担っています。
漢字検定の協会の財務内容が不明瞭だとして、文部科学省の認定の取り消しをされたことは記憶に新しいことではないでしょうか。
受験者の合格に向けたまっすぐなチャレンジ精神が、この不正な財務内容で歪められたような気持ちがしたという声が多数ありました。今回打ち出されたガイドラインにより、同じようなトラブルを回避でき、透明性が高まることは受験者にとても良いことですね。
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投稿者 kksblog : 2010年06月27日 16:23