●教室の地上デジタル放送 「対応の予定なし」が11.2%にも (2010年06月26日)
社団法人 日本教育工学振興会により、第7回 「教育用コンピュータ等に関するアンケート調査」 報告書が発行されました。
平成8年に第1回「教育用コンピュータ等に関するアンケート調査」を開始して以来、定期的に実施し今年で7回目を数えます。今回も、全国市町村教育委員会、全国公立小・中学校の協力のもと、コンピュータおよび関連設備の整備状況などの実態を把握するため、大規模なアンケート調査が実施されました。
「普通教室における整備状況はどのような状況ですか」という質問には、「全教室に整備済み」が全体の12.4%、「全教室に整備予定」が9.9%、「クラス用コンピュータを整備済み」が13.8%、「クラス用コンピュータを整備予定」が29.6%、「整備予定なし」が39.5%となりました。
教室の地上デジタル放送対応については、「平成21年度までに対応する」が40.1%にとどまっています。一方で、「予定はない」が11.2%もあるので、地上デジタルテレビの教育利用ができなくなる可能性もはらんでいると言えます。
「学校が授業で使用する学習用ソフトウェア・コンテンツを主にどのように購入していますか。」という質問では、「全校に共通のソフトウェアを教育委員会でまとめて購入している」が前回調査比(34.4%→54.6%」と大きく伸びています。
一方で、「学校に特別にソフトウェア・コンテンツ購入の予算があり、学校が判断して購入している」は同(18.8%→7.2%)と大きく落ち込み、特に自治体規模が大きいほどこの傾向が見られることがわかりました。政令市などでは学校が主体で購入できる割合は28.2%に過ぎません。
同報告書には、上記の調査結果以外にも、さまざまな調査結果が公表されています。頒布価格は1,500円ですが、報告書抜粋は無料で見ることが可能です。
コンピューターなどに関わる調査結果を知ることにより、教育現場でもさまざまな形で役に立つでしょう。
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投稿者 kksblog : 2010年06月26日 10:36