●シンポジウム「生涯にわたる読書−家庭・学校・地域で育む生きる力−」 (2010年06月25日)
今年2010年は「国際読書年」です。近年、大人も子どもも読書への関心が薄れていて、それは文章を読んで正確に理解したり、自分の意見を述べたりすると言った言語力やコミュニケーション力の低下につながっていると危惧されています。こうした中、学校での「朝読書」が浸透したり、家庭や地域での読書推進が広がりを見せています。こうした気運をさらに高めようと決められた「国際読書年」では、図書館を始め、さまざまな場所で行事や取り組みが行われています。
国立教育政策研究所では、第29回教育研究公開シンポジウム「生涯にわたる読書−家庭・学校・地域で育む生きる力−」を8月3日(火)、霞ヶ関の文部科学省講堂で開催します。
テレビやインターネットなど、さまざまなメディアが浸透している中でも、読書は一つの「楽しみ」として認知されています。またコミュニケーション能力をつけるためにも役立つなど、言語能力を育てるものとしてのとらえ方もあります。しかし「読書」が教育や仕事、生活にどのような意義を持つかは、まだ十分検討されていません。このような「読書」の未知数な部分について、最近の研究成果や実践的取り組みを通じ、家庭や学校、地域の教育において読書の力の基礎をどう作るか、読書の楽しみをどう広げるかを考えます。
シンポジウムの内容は下記の通りです。
□基調講演
「学校図書館が動き出すと子どもが変わる、教育が変わる」〜本を読む子は必ず伸びる〜/五十嵐絹子(学校図書館アドバイザー)
□研究報告
「小中学生の読書活動と言語力を育てるメディア」/井上豊久(福岡教育大学教授)
「成人の読書への関わりと言語力」/立田慶裕(国立教育政策研究所総括研究官)
□パネルディスカッション「家庭・学校・地域で育む読書の力」/コーディネーター:岩崎久美子(国立教育政策研究所総括研究官)
学校教育・社会教育・図書館関係者や出版関係者をはじめ、読書に関心のある人が対象です。読書好きな人、子どもにもっと本を読んでほしいと思う人、薦めたい本がある人など、自分に当てはまる!と思ったら参加してみてはどうでしょう。
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投稿者 kksblog : 2010年06月25日 08:10