●対話は必要でも、家庭訪問は『玄関先』派が、若い女性に多い傾向 (2010年06月21日)
小学校における家庭訪問は、教師が家にあがって話をするのが恒例であったと思うのですが、最近は様変わりしているようです。学校の方針として、玄関先の立ち話のみというところも。実際に小学生の子どもがいたら、どのように思うのか、インターネットマーケティングを事業とする(株)アイシェアが、20代から40代を対象に調査を実施しました。
結果としては、もし自分に小学生の子どもがいるとして、子どもの担任教師と家庭訪問で話をしたいと思うか尋ねたところ、「ぜひ話をしたい」人は31.6%、「できれば話をしたい」人は40.3%で、合計71.9%が『話をしたい』派。しかし、『話をしたい』派の中でも、20代・30代の女性は『玄関先』派が、男性や40代よりも多い傾向であることがわかりました。
回答者のうち、家庭訪問で『話をしたい』派(71.9%)の中では、男性(76.6%)と30代(77.0%)が意欲的ですが、女性(65.7%)と20代(64.7%)は6割半にとどまっています。その理由は、「学校での面談で十分」「家に迎える準備が大変」という声が多くあがっています。
『話をしたい』派のその内容としては、子どもの学校生活の様子が最も多く、学級全体の雰囲気、担任教師の人柄、子どもの学習態度や成績と続きます。その話をするのは玄関先と自宅内のどちらかといえば、『自宅内』派は79.2%、『玄関先』派は20.8%。『玄関先』派は男性の15.8%に対して、女性は28.4%と2倍近く上回っていて、年代別では40代の16.0%に対し、20代で23.8%、30代で23.1%とやや多めです。
一方、学校面談となると、87.4%が『話をしたい』派に。家庭訪問より高い傾向で、家庭訪問で「話したくない」人でも6割が学校面談を希望しています。教師が家に訪れることに抵抗がある人でも、親として教師との対話の必要性を感じている人は少なくない様子がうかがえます。
教師と話をすることを大切と理解しつつ、話よりまず準備が…、学校でも…という、迎える女性ならではの意見にも納得。教師が自宅内に訪れることにどのような意味があるのかという考え方によっても、家庭訪問に対する意見はさまざまでしょう。学校としての家庭訪問についての方針をしっかり伝えることが大切ではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2010年06月21日 00:54