教育家庭新聞社
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それに対して、就職先の満足度については「満足」が74%、「不満」が10%と、おおむね職場に満足している様子がみられました。満足しているポイントは「人間関係がよい」「職場の雰囲気が自分に合う」という回答が多くなりました。

仕事に対する意識や、賃金体系に対する考え方については、全体的に地道、従順、無難といった傾向が見られました。「自分で考えて動く」よりも「支持をもらって動く」、「失敗は恐れない」よりも「失敗するのが怖い」などといったような具合です。賃金体系については、年功序列と能力主義、数値的にはあまり違いはありませんでしたが、過去の調査結果と比べると、能力主義を好む人が減ってきています。

初任給は貯金に続いて、両親へのプレゼントがそれぞれ半数を超えました。女性はファッションに使うという答えも多くなりましたが、全体的に安定志向が伺えます。社会全体が漠然と先行きに不安を感じている時代を反映しているのでしょうか。就活も苦労しているし、冒険するよりも地に足をつけていたい、と考えるのも無理はないのかもしれませんね。

マクロミル：2010年 新社会人の意識調査