●新たに発見された歴史の手がかり 速報展示「発掘された日本列島2010」 (2010年06月24日)
遺跡は、太古の人々の暮らしや文化を知る手がかりの宝庫です。住居跡や古墳、貝塚など日本全国にさまざまな遺跡がありますが、現在も各地で約9000件もの発掘調査が行われているそうです。
文化庁では、そんな発掘調査の中から、近年とくに注目されている20遺跡から約450点の出土品を集めて、速報展示「発掘された日本列島2010」展を全国各地で開催します。併せて、文化庁が行っている特別史跡高松塚古墳・特別史跡キトラ古墳の発掘調査成果や壁画の保存修理の状況、整備事業の経過を紹介する展示も行っています。
今回出土品が展示される遺跡は、旧石器時代から近代まで、年代も幅広い物です。近代というと江戸時代後期から昭和にかけてを指しますが、近代に遺跡?発掘?と疑問に思う人も多いでしょう。例えば沖縄県南風原町にある、沖縄陸軍病院南風原壕群は、第二次世界大戦に横穴壕を病院として使用していた跡地です。1945年5月に撤去命令が出されましたが、その際に重症患者には自決の強制が行われたといいます。
展示の開催場所は、東京都江戸東京博物館が現在開催中で、7月25日(日)まで、その後青森県立郷土館(8/3〜9/5)、多賀城市埋蔵文化財調査センター(9/14〜10/11)、大分県立歴史博物館(10/22〜11/19)、香川県立ミュージアム(11/27〜12/23)、大阪歴史博物館(H23/1/12〜2/28)で順次開催されます。
同時に展示される高松塚古墳・キトラ古墳の保存修理の状況、整備事業の経過については、壁画取り外し後の高松塚古墳の整備状況と、キトラ古墳の壁画のレプリカや出土品が展示されます。
日本の歴史には、まだまだ新しい発見がありそうですね。教科書やニュースで見聞きするより、実際に出土品を目の当たりにすることで、感動や興味の湧き方が違ってくるかもしれませんよ。
« 夏休み、遊んで・体験して・学ぼう!そしてたくさん友だち作ろう! | トップページへ 秋田県 「学校教育の指針」で情報モラル教育を推進 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2010年06月24日 14:58