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新たに発見された歴史の手がかり 速報展示「発掘された日本列島2010」 (2010年06月24日)

hakkutsu_100624.jpg遺跡は、太古の人々の暮らしや文化を知る手がかりの宝庫です。住居跡や古墳、貝塚など日本全国にさまざまな遺跡がありますが、現在も各地で約9000件もの発掘調査が行われているそうです。

文化庁では、そんな発掘調査の中から、近年とくに注目されている20遺跡から約450点の出土品を集めて、速報展示「発掘された日本列島2010」展を全国各地で開催します。併せて、文化庁が行っている特別史跡高松塚古墳・特別史跡キトラ古墳の発掘調査成果や壁画の保存修理の状況、整備事業の経過を紹介する展示も行っています。

今回出土品が展示される遺跡は、旧石器時代から近代まで、年代も幅広い物です。近代というと江戸時代後期から昭和にかけてを指しますが、近代に遺跡?発掘?と疑問に思う人も多いでしょう。例えば沖縄県南風原町にある、沖縄陸軍病院南風原壕群は、第二次世界大戦に横穴壕を病院として使用していた跡地です。1945年5月に撤去命令が出されましたが、その際に重症患者には自決の強制が行われたといいます。

展示の開催場所は、東京都江戸東京博物館が現在開催中で、7月25日(日)まで、その後青森県立郷土館(8/3〜9/5)、多賀城市埋蔵文化財調査センター(9/14〜10/11)、大分県立歴史博物館(10/22〜11/19)、香川県立ミュージアム(11/27〜12/23)、大阪歴史博物館(H23/1/12〜2/28)で順次開催されます。

同時に展示される高松塚古墳・キトラ古墳の保存修理の状況、整備事業の経過については、壁画取り外し後の高松塚古墳の整備状況と、キトラ古墳の壁画のレプリカや出土品が展示されます。

日本の歴史には、まだまだ新しい発見がありそうですね。教科書やニュースで見聞きするより、実際に出土品を目の当たりにすることで、感動や興味の湧き方が違ってくるかもしれませんよ。

文化庁|「発掘された日本列島2010」展開催



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投稿者 kksblog : 2010年06月24日 14:58


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