●2010年6月26日は部分月食 家族で宵の空に昇る月を観察しよう! (2010年06月18日)
6月26日の夕方から深夜にわたり、日本全国で部分月食が観測できます。前回の部分月食は1月1日にありましたが、早朝だった上に、欠け具合がわずかでした。今回は欠け始めが19時17分、食の最大が20時38分、部分食の終わりが22時00分と見やすい時間帯で、約半分が欠けるので見応えがありそうです。
月食は、太陽・地球・月が一直線に並ぶ満月のとき、地球の影が月に当たる太陽の光をさえぎる場合に起こります。欠け始めや食の最大、食の終わりといった時間は日本全国でほぼ同じ時刻ですが、月の出の時刻が観測する場所によって大きくちがい、西より東、北より南の方が月の出の時刻が早くなります。今回は南西諸島・九州・中国・四国地方の一部および北海道の一部では、月食が始まる時刻にはまだ月が出ておらず、月が欠けた状態で地平線から昇ってくることになります。
自分の住んでいる地域の月の出や月の位置については、国立天文台の「月食各地予報」で調べることができます。また、天文サイト「AstroArts」の月食特集ページでは、札幌、東京、那覇での月食の見え方の図や、各現象のタイムテーブル、月の高度の一覧表が掲載されています。月食観察の参考に役立ちそうです。
今年2010年は、月食が3回も起こる1年で、1月に続き今回が2回目になります。また今回のように観測しやすい時間帯の月食は2年10ヶ月ぶりとのことだそうです。ちなみに、次回は12月21日に皆既月食がありますが、このときは月の出の頃にはもう月食が始まっていて、月が高くなるごとに欠けが少なくなっていくようです。欠け始めから見える今回の月食、ぜひ見ておきたいものですが、日本の多くの地域では梅雨の真っ最中です。なんとかお天気になってほしいですね。
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投稿者 kksblog : 2010年06月18日 17:56