●バンダイナムコが教科書を作る! 国語・算数・理科を学校図書と共同制作 (2010年05月31日)
学校や、宿題以外で教科書を開くということは、あまり無いのではないでしょうか?最近の教科書を見ると、カラーやイラストが多用されていて分かりやすいけれど、時間が空いたときに開いて眺めるということはあまりないですよね。
株式会社バンダイナムコゲームスと、学校図書株式会社は、平成23年度より使用される小学校向け教科書28冊について、巻頭・巻末などの主要部分や特定の単元を共同制作しました。国語・算数・理科の教科書で、バンダイナムコゲームスが、長年のゲーム制作・コンテンツ制作のなかで培ってきたさまざまなノウハウを投入しています。
この共同制作は、“授業時間外でも開きたくなるような教科書を作りたい”というバンダイナムコの想いと、“従来の教科書の殻を破った、子ども達に新鮮味を与える新たな教科書を作りたい”という学校図書の想いが融合して実現したものです。バンダイナムコゲームスがコンテンツの企画・制作を、学校図書が指導・監修を担当しています。
ゲームでは、プレーを続けていくことによってレベルアップし、新しいアイテムやプレーできる場所が現れたりしていきます。こういった世界観を算数の教科書に活かし、1年生〜6年生の教科書を、“つながりを持った一つの世界”ととらえ、個性豊かな5人のメーンキャラクターが、全学年を通じて登場します。子ども達と共にキャラクターも学び、成長していきます。
小学校の理科は、大きく分けて「エネルギー」「物質」「生命」「地球」の4つの領域を学びます。従来の教科書では、その学年に習うことだけが書かれていましたが、4年間の学習内容がどのようにつながっていくのかが一目で分かるような「理科ツリーハウス」を各学年の教科書の冒頭に登場させました。この他に子どもに考える方向付けをする「博士」、一つ一つの単元のマークである「ペンギン」といった「道しるべ」によって、子ども達の主体的な学びを促す工夫を盛り込んでいます。
ゲームと教科書、対極にありそうな2社による共同制作、というのが面白いですね。ゲームの開発に携わってきたからこそ、子ども達を引きつける要素もよく知っているのでしょう。エンターテインメント性を取り入れた、まさに「新しい」教科書、できあがったらぜひ見てみたいものです。
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投稿者 kksblog : 2010年05月31日 15:16