« 定住外国人の子どもたちに 「入りやすい公立学校」を目指す 文部科学省 | トップページへ | 「生命保険」についての作文募集中 第48回中学制作分コンクール »

ワースト2 新卒学生の就職状況結果  平成21年度3月 (2010年05月23日)

j0422803.jpg
厚生労働省と文部科学省は、平成21年度3月に卒業した学生の就職状況について、最終的な結果を発表しました。大卒者の就職率は91.8%で昨年比-3.9%、1996年の調査開始からでは最低レベルで、非常に厳しいものとなりました。男子は92.0%、女子は91.5%です。就職氷河期と言われた平成11年には就職内定率が91.6%からするとワースト2と言うことになります。

短大卒業(女子のみ)では88.4%で、昨年比-6.1%、専修学校は87.4%で-4.4%です。そして高校生の就職率は93.9%-1.7%で、男子94.1%、女子88.2%です。

いずれの学校種も昨年比からすると、マイナスの結果が出てしまいました。100年に一度の不況と言われる社会情勢が、学生の就職活動に大きく影響を与えたという結果です。

地域別にみると九州地区が一番厳しく88.9%、次いで北海道・東北地区が89.3%、関東地区は90.6%ですが、-6.1%と大きく下がっています。県別では、富山県が一番高く、沖縄県が76%と最低の就職率です。

学科別では理系が依然強く、工業が97%、情報が95%、福祉が95%となっています。

この春大学卒業者の数は56万人、うち就職希望者は37.5万人で、就職先が決定した学生は34.4万人と言うことです。残りの3.1万人強の学は、就職が決まらない状況で大学を卒業したということになります。同じように短大卒では6千人、専修学校では1.9万人を合計すると、働く意志がある若者5万人以上がいるという驚きです。

厳しい就職状況への救済措置として、厚生労働省は今春卒業した若者を試験雇用した企業に対し、「新卒者体験雇用奨励金」を支給する緊急措置を発表しました。
一流大学を卒業しても、それだけでは就職戦線を戦えない時代です。いかに自分をアピールできる強みを持っているかが大切だといいます。不況の時代だからこそ、有用な人材を企業は求めているということですね。

target=_blank>平成22年3月高等学校卒業者の就職状況(平成22年3月末現在)に
関する調査について:文部科学省

target=_blank>厚生労働省:平成21年度高校・中学新卒者の就職内定状況等(
平成22年3月末現在)について

target=_blank>厚生労働省:平成21年度大学等卒業予定者の就職状況調査(平
成22年4月1日現在)について



« 定住外国人の子どもたちに 「入りやすい公立学校」を目指す 文部科学省 | トップページへ 「生命保険」についての作文募集中 第48回中学制作分コンクール »

最新記事一覧

投稿者 kksblog : 2010年05月23日 17:38


コメント
ブログ内検索
昔の記事を読む
メルマガ・RSSで読む
毎週水曜日、1週間分のニュースをまとめてお送りします(無料)。<サンプルはこちら>

【購読はこちら】
ネタを提供する
教育に関するネタ大歓迎。お気軽にどうぞ!!



ネタなどへのお返事
KKSブログ for mobile
mobileaccess.gif

最新15記事の大事なトコだけ読めるようになってます。あと、古い携帯は文字化けするかも


KKS Web News 教育家庭新聞(C) KKS ブログトップ