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定住外国人の子どもたちに 「入りやすい公立学校」を目指す 文部科学省 (2010年05月22日)

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定住外国人の子どもに「入りやすい公立学校」を目指す 文部科学省

文部科学省は、日系外国人を含む定住外国人の子どもの教育について、「入りやすい公立学校」の実現のため、日本語教育や生活適応の支援など、さまざまな支援をする方針を発表しました。

世相を反映して、多くの定住外国人が職を失い、それまで通っていた外国人学校への通学が不可能となり、多くの未就学児童生徒がいる現状を考慮し、無料で就学できる「公立学校」への受入を充実させていくということです。

まず「入りやすい公立学校」を実現するための3つの施策です。
● 日本語指導の体制の整備
● 定住外国人児童生徒が、日本の学校生活に適応できるよう支援体制の整備
● 公立学校へ入学、編入生徒の受入れ体勢について、環境の整備と進学や就職支援の充実

日本で暮らす外国人の子どもで、公立の小中学校に通うのはおよそ2万7000人あまりです。5年前と比べおよそ倍の人数です。その中には日本語が十分理解できず、生活習慣も違うことから、不登校となる子どもが多くあるのが現状です。

これまでの公立学校での外国人生徒への日本語教育や、生活適応に対する支援はまちまちで、学校の最良に任されている状況です。充実した教育を受けさせたいと思っても、子どもの数が増える一方で、現場は混乱をきたしていました。この部分に一定のガイドラインを設け、人材の育成や環境整備をして統一基準の策定をするということです。

そのほか、学校以外の場所で日本語教育を受けられる場所として3年の期間限定で「虹の架け橋教室」事業がありますが、これの継続も検討しており、子どもに限らずその保護者らにも日本語学習の機会を提供していく考えです。

日本で暮らす外国人の子どもが、日本語を理解せずそのまま日本で大人になったら、彼らは日本社会に適応できず、自分の人生を生きるチャンスを少なくしてしまいます。この施策が充実したら、希望をもつ子どもが増えることを期待します。


target=_blank>「定住外国人の子どもの教育等に関する政策懇談会」の意見を踏まえた文部科学省の政策のポイント:文部科学省



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投稿者 kksblog : 2010年05月22日 17:47


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