●親子で楽しめる科学イベントがいっぱいだよ!「ちばサイエンスの会」 (2010年05月21日)
千葉に「ちばサイエンスの会」という市民有志の会があります。年間を通じて、主に小学生を対象とした、さまざまな「科学」にまつわる行事を行っています。
ちばサイエンスの会(略して「ちばサイ」)が発足したのは1991年で、市民レベルで科学を楽しみ、学び、考えながら、その活動の輪を広げていこうというサークルです。会員は参加する子ども達ではなく「子ども達と科学を楽しみたい!」という大人達です。会員には大学教授や元学校の先生から、お父さんお母さんまで様々です。
今年度の行事としては、「スカンポ笛を作り、演奏しよう」「千葉はロケット発祥の地ーロケットを作って飛ばそう」「虫博士になろう」「泊まりで宇宙と地球の観察体験会」などが予定されています。そのイベントごとに、その分野の専門である講師を招いて行われ、子どもが興味を持てる内容かつ、その先の科学的考察まで視野に入れた内容です。
この会の目的の一つとして「西千葉は日本のロケット開発の聖地」であることの啓蒙を通じた、地域の活性化への貢献があります。今年6月に地球に戻ってくる、小惑星探査機「はやぶさ」の目的地、小惑星「イトカワ」。その名前の由来である糸川英夫氏がロケット開発をスタートさせたのが、当時は東京帝国大学、現在では千葉大学西千葉キャンパスとなっている場所なのです。
会員になると、会報とメールマガジンを受け取ることが出来ます。会報は年3回発行され、会員による寄稿文や、イベントの報告・感想文、今後の告知などが掲載されています。メールマガジン「ちばサイくん」では、科学の第一線で活躍されている会の顧問や多くの研究者、会員の記事が掲載されています。
子どもの頃に感じた科学への憧れを子どもに伝えたい、子どもに科学体験をさせてみたい、そんな人たちにぴったりの会ですね。まずは気軽にイベントに参加してみてはどうでしょう。
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投稿者 kksblog : 2010年05月21日 10:08