●世界にアピールしたい「クール・ジャパン」 代表は「ジブリアニメ」? (2010年05月20日)
東京工芸大学は、「クール・ジャパンに関する調査」をモバイルリサーチにより行いました。ここで言う「クール」とは「涼しい」ではなく「ステキな」「かっこいい」といった意味の方です。近年、アニメーション、マンガ、映像と言った分野で、日本は「ジャパン・カルチャー」という言葉に代表されるように、世界の注目を集めています。
まずは「クールジャパン」とは、日本のソフト領域が国際的に高く評価されている現象、または評価されているコンテンツそのものを指す言葉です。この調査によると、「クール・ジャパン」という言葉の認知度は29.0%でした。さらに「クール・ジャパン」の意味を解説した後に「あなたが世界にアピールしたい『クール・ジャパン』」を聞いたところ、「アニメーション」がトップで全体の56.9%でした。
2位以降は「マンガ」「日本食」「日本らしい風景」「ゲーム」と続きます。5位に入った「ゲーム」ですが、実は年代別の結果を見ると、5位以内に入っているのは10代だけで、20代から40代ではその代わりに全体では6位の「伝統芸能」が入っていました。
近年、世界においても日本映画が高評価を得ることが増えていますが、「映画」において、具体的な作品を聞いたところ、最も多かったのは「スタジオジブリ作品」76.3%でした。その理由としては「映像の美しさ、空間の表現力」が最も多く挙げられ、その他に「世界観」「テーマ、メッセージ性」などがありました。今や日本国内にとどまらず、世界各国でも大人から子どもまで支持の多いジブリアニメですから、トップは当然とも言えるかもしれません。
アニメやマンガ、ゲームと言った世界中で愛好者が増えている日本文化は、国内においてはむしろ「サブカルチャー」と呼ばれ、伝統的な文化と比べると程度の低い物として見られがちでした。しかし最近では大学等でマンガを専攻する学部・学科ができるなど、研究・学びの対象として認められるようになってきました。大衆娯楽、子どものもの、などと軽視する風潮を大幅に見直す時期が来ているのかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2010年05月20日 06:40