KKSブログ: フリーターの就業に関する意識調査～株式会社インテリジェンス

この調査の結果としての特徴は、まず、将来への不安に伴った就業意識というのがあります。

現在フリーターとして働く男女１，６２０人に、将来に対して不安があるか？を聞いたところ、７０．３％が「不安に感じる」と答えました。なお、高校生、大学・大学院生、主婦に行った同様の質問では、同じ回答をしている人は５０％程度に留まっており、フリーターが特に強い不安を感じていることがわかりました。

さらに、「正社員としての就業希望の有無」を聞いた質問では、フリーターの６２．２％が正社員を希望すると答えました。過去２年の同じ質問への回答をみると、２００８年には４５．２％、２００９年では５８．１％と年々上昇しており、フリーターの正社員就業希望がここ数年で急激に高まっていることが分かります。

また、「ひとつの仕事を長く続けたいか？」という質問でも、６４．９％の人が「続けたい」と回答しました。

フリーターの人たちを対象に「週に何日勤務しているか？」を聞いたところ、「週５日」と答えた人が３９．６％と最多で、次いで「週４日」と答えた人が１８．０％、「週３日」と答えた人が１５．３％と続きました。２００９年の同調査からみても、フリーターの勤務日数が増加傾向にあることが、これで分かります。

調査結果から、フリーターの将来への不安が色濃くなっていることがわかり、それに応じて正社員希望・長期就業希望の傾向も強くなるという、安定志向が高まっていることもわかりました。

将来への不安を感じる人が多いのは、精神的な面でも落ち着かないものがありますよね。

教育家庭新聞社
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