●少子高齢化が顕著に、子どもの人口は29年連続減少~総務省 (2010年05月14日)
総務省が、「こどもの日」にちなんで、子どもの数(15歳未満人口)の推計を公表しました。
平成22年4月1日現在における子どもの数は1694万人で、29年連続の減少、子どもの割合は13.3%で、36年連続の低下です。しかし都道府県別にみると、東京都だけは前年に比べ増加。なお、子どもの割合は、沖縄県が最も高くなっています。
子どもの数は前年に比べると19万人減少。昭和57年から減少していますが、過去最低の数です。男女別では、男子が868万人、女子が826万人。年齢別にみると、12~14歳が356万人、9~11歳が355万人、6~8歳が338万人、3~5歳が320万人、0~2歳が325万人です。
子どもの割合は、昭和25年には総人口の3分の1を超えていましたが、出生児数の減少を反映して低下を続け、40年には約4分の1、平成9年には65歳以上人口の割合を下回り、今年は過去最低となりました。
都道府県別では、東京都の増加以外は、福岡県が同数で、その他は平成20年に増加であった千葉県や神奈川県も含めすべて減少となりました。子どもの割合は、沖縄県の17.7%に次いで、滋賀県15.0%、愛知県14.6%と続きます。一方、最も低いのは秋田県11.2%、次いで東京都11.9%、北海道12.0%となっています。
ちなみに諸外国は軒並み日本より高い割合で、例えば韓国は16.8%、中国は18.5%、アメリカは20.0%、インドは35.3%などとなっています。
「こどもの日」に子どもの減少が明らかになるのはすこし寂しい気もしますが、数の比較より、今を生きる子どもたちがみな健やかに心豊かに育ってくれることが願われます。
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投稿者 kksblog : 2010年05月14日 22:02