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若い世代の食生活の改善をめざす~『平成22年版食育白書』 (2010年05月31日)

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内閣府が『平成22年版食育白書』を公表しました。

『食育白書』は、食育基本法に規定されている報告書であり、毎年国会に提出されなければならないものです。内容は2部構成となっており、第1部は、「若い世代の食生活の改善」をテーマとして、食育推進の観点から特に重点的な取組が必要と考えられる若い世代に焦点を当て、これらの世代の食生活の現状と食生活の改善を図る取組を紹介。第2部では、平成21年度に講じた食育推進施策の状況について解説するとともに、重要なテーマや新たな取組を紹介しています。

「食育」という言葉を知っていた人の割合は75.8%。しかしそのうち32.4%はその意味を知りません。「食育」の重要さをはかるものとして、食育への関心が高いほど、バランスのよい食事の頻度が高く、「日常生じる困難や問題を理解したり予測したりできる」と感じるなど、人生に対して固定的な捉え方をする傾向にあります。そして、朝食を毎日食べる傾向です。ちなみに若い男性は他の年代に比べて朝食を食べない割合が多く、20歳代男性は食育への関心度は5割未満です。

一方で若い女性は全世代の平均を上回る食育への関心度の高さ。しかし欠食の割合は高く、主食・主菜・副菜をそろえて食べる頻度は男女ともに若い世代が平均を下回っています。

食育推進計画における食育の推進にあたっての現状はどうでしょうか。食育への関心、朝食摂取、「食事バランスガイド」等を参考にした食生活の推進を進める中、現状値は目標に向かっているものの、まだ課題は多くあるようです。学生生活への支援の観点から、健全な食生活の実践の重要性を呼びかける、「食事バランスガイド」の活用方法の検討および学校教育での活用、食品の安全性に関する基礎的な知識の普及強化などが課題として挙げられています。

食育の周知度や認識度は高まりを見せているものの、肥満、生活習慣病の増加など食に関する様々な問題は依然として生じています。特に若い世代の食生活に関しては、改善すべき点が少なくないのが現状です。

子どもの頃の食習慣は、大人になっても影響大きいことからも、学校における食育の指導内容の充実も検討されています。新学習指導要領では、「学校における食育の推進」が明確に位置付けられています。家庭、学校における食育の推進が、将来の食生活の土台になることを心にとどめ、食育を意識した日常生活を送ることが大切ですね。


平成22年版食育白書を公表 | 内閣府



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投稿者 kksblog : 2010年05月31日 21:36


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