●新社会人が直面する、仕事の「予想と現実のギャップ」に関する調査 (2010年04月15日)
株式会社アイシェアでは、20代から40代のネットユーザーを対象に、社会人生活をスタートしたときに予想と現実に違いを感じたか、というテーマで調査を行い、その結果を公表しています。
就業経験者に対し「はじめての仕事に就いた当初、仕事の現場は予想と違っていたか」たずねたところ、半数近くが「予想通りだった」と答えています。それ以外の人のうち「いい意味で違っていた」のは22.7%、「悪い意味で違っていた」のは36.3%で、少し「悪い」方が上回るという結果になりました。
また、仕事に就いたばかりの頃に、自分が予想より仕事ができているかを聞いたところ、44.1%が「出来ていないと感じた」と答え、次に「予想通り」が36.3%、「出来ていると感じた」のはわずか19.6%でした。この結果を、「学生の頃に勉強が出来るタイプだったか」「知らない人とすぐに仲良くなれるか」という質問の回答と照らし合わせてみると、それぞれ「勉強が苦手」「なかなか仲良くなれない」と答えた人の方が、仕事を「出来ていない」と感じたことが分かりました。
さらに、新人の頃に「先輩から怒られた経験」について、72%の人が「ある」と答えています。「勉強が苦手」な人は、こちらも怒られたことが「ある」人が全体よりも多くなっています。一方で、知らない人とうち解けるかについては、「すぐに仲良くなる」と答えた人の方が怒られたことが「ある」が多くなりました。
逆に「先輩からアドバイスをもらった」ことが「ある」人は全体で88%、これは学生の頃の自己評価による差は見られませんでした。自分は仕事や人間関係を上手くこなしていけるのか、という不安は自己評価による影響が大きいものの、先輩達に温かく接してもらえたことは、多くの人に共通の体験としてあるようです。
これまでは指導してくれる先生がいたけれど、社会に出れば立場の違いこそあれ、自分も上司も「仕事をする」点では同じ。それだけに戸惑うことも多いでしょうが、誰だって最初は新人だったのです。その経験を乗り越えてきた先輩や上司を目標にしてみてはどうでしょう。
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投稿者 kksblog : 2010年04月15日 11:40