●「児童生徒のための被災時の歯・口の健康対応マニュアル」を無償配布 (2010年04月13日)
社団法人 日本学校歯科医会により、「児童生徒のための被災時の歯・口の健康対応マニュアル」が公開されました。
このマニュアルは、平成19年の新潟県中越沖地震の発生をきっかけに、子どもたちがいかなる状況にあっても規則正しい生活習慣を取り戻し、歯・口の健康を守れるよう、学校歯科保健関係者の活動支援を目的として作成されました。
同会の加盟団体である各都道府県歯科医師会・学校歯科医(部)会、各都道府県・政令指定都市教育委員会に無償で配布されているほか、デジタルブック形式(Flash版)で閲覧、ダウンロードできるようになっています。
マニュアルの中には、被災時における児童生徒の状況を経時的変化としてまとめた図や、被災した児童生徒にみられる反応、学校における児童生徒への「こころのケア」、さらには災害に時みられた歯・口腔状況の変化について明記されています。
また、災害時の歯科医療・歯科保健関係者の役割と連携について、被災地の歯科医療需要、災害時の学校歯科医の対応と連携についても言及されています。
より具体的な例として、被災時対応の実践実例の紹介がされており、実際に中越沖地震避難所では、0~9歳までと10歳~19歳まで、70~79歳までと80歳~の年齢層への巡回口腔ケア・口腔衛生指導が他の年齢層より多く実施されていたことがわかります。
自然災害はいつ自分たちの身に降りかかってくるかわかりませんから、普段から被災時のシュミレーションを組み立てておくことが大切ではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2010年04月13日 21:00