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食事のマナーが身につき、食育への関心を高めるのは「家族での食卓」 (2010年04月12日)

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内閣府が、食事の正しいマナーや食育の今後の推進にあたっての基礎資料とすることを目的に、『食事に関する習慣と規範意識に関する調査』を実施。その調査報告書がホームページで公開されています。

調査は、食生活等の実施と「食育」に対する意識・関心についてで、全国の18歳以上の男女を対象に、食事のマナーや作法の各事項に対する国民の意識や取組状況、マナーを身につけた場所、食事のマナーへのイメージ象を把握するために実施しました。

調査結果によると、食事のマナーを習得した場所は「家族での食卓」が9割超で、幼少時に家族の食卓で教えられた食事のマナーは、親になった場合にも子どもに教える割合が高いこと、食事のマナーが身についている者ほど、家族全員で夕食を食べる頻度、朝食の摂取頻度、栄養バランスの意識、食育への関心が高いことが明らかになりました。

食事のマナー・作法の習得場所は、圧倒的に「家族での食卓」ですが、ほかにも年齢が低い階層ほど「学校」の割合が高く、20歳代では「インターネット」、30歳代では「テレビ・ラジオ」なども高い割合です。

家族との食卓で教えられたマナー・作法は、「食卓に肘をつかない」、「茶碗を持つ」、「箸を正しく持つ」、「食事の挨拶習慣」などが上位。年齢階層が高くなるほど、家族の食卓で教えられた食事のマナー項目は多い傾向です。そして、それらは親の立場になった時に子どもに教えた食事のマナーの事項でもほぼ同じ結果に。幼少時に教えられた者ほど高い割合で子どもにも教えています。

食事のマナーは、年齢が高い者ほど気になる傾向。そのマナーとは、身についている者ほど「信頼感」、「思いやり」、「親しみやすさ」といったポジティブなイメージを持つ割合が高くなっています。

食育への関心度は年齢が高い階層ほど、そして女性のほうが高い傾向。さらにマナーが身についている者ほど食育への周知度は高くなります。

食事のマナー、食習慣を毎日の食事で自然と身につけられれば、それは自然と引き継がれていき、食育への関心にもつながるのですね。家族での毎日の食生活が大切であることを知らせてくれる結果ではないでしょうか。


内閣府|食事に関する習慣と規範意識に関する調査報告書



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投稿者 kksblog : 2010年04月12日 14:25


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