●女性である私の生き方を考えよう 文部科学省より女子学生向けパンフレット (2010年04月12日)
女性が働くこと、仕事を持つことは今ではごく普通のことです。しかし女性には妊娠、出産という、替わってもらうことのできない大きなライフイベントが存在します。仕事と子育てを両立させるか、どちらかを選ぶのか、これから結婚、出産を考えている働く女性にとって、大きな問題です。
文部科学省では、平成21年度より女性のライフプランニング支援総合推進委員会を立ち上げ、女性に対する支援のあり方を検討しています。その一環として、就職を控えた女子学生に向けて、パンフレット「はたらく くらすー見つめよう私のライフプランニング」を作成しました。
このパンフレットは、今後人生の中で遭遇しうる、結婚、出産、育児といったライフイベントを見据えて自分の将来像を描き、「働くこと」「生きること」を考える助けとなることを目的に作られました。これまでも女性がもっと社会で活躍できるよう、男女雇用機会均等法、育児・介護休業法、ワーク・ライフ・バランスに関する憲章などの整備が進み、女性の生き方も多様化しています。
しかし女性の労働力は、子育て世代にあたる30歳代を底としたM字カーブを描いており、結婚、出産といったライフイベントを機に就業を中断する女性が多いということが分かります。実際、入社1〜3年目の女性に行ったアンケート調査では「結婚したら仕事をやめる」と答えた人が18.6%、「出産したら仕事をやめる」と答えた人は43.2%でした。まだ結婚・出産を経験していない女性でも、4割以上の人が「子どもができたらやめる」と考えているのです。
また、ライフイベントを視野に入れた長期的な人生設計を立てている人は40%、それに対し80%以上の人が、人生設計は必要だと考えていました。しかし以前から考えている人はともかく、就職して間もなく、目の前のことに必死で先のことを考えるのは難しいかもしれませんね。
このパンフレットでは、先に例を挙げたアンケートの他に、女性のライフプランニング支援の識者による座談会の様子、女子学生に向けたアドバイスなどが掲載されています。性別によって生き方を左右されない社会の実現のためには、女性自身が人生について考えることが大切なのですね。
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投稿者 kksblog : 2010年04月12日 08:02