●太陽熱や風力など 学校で利用できる新エネルギー設備のガイドブック刊行 (2010年04月06日)
文部科学省により、学校における太陽熱利用、風力発電などの新エネルギー設備の導入、活用に役立てるために「地球にやさしいエネルギーを子どもたちが学び育むために-学校における新エネルギー活用ガイドブック-」が作成されました。
今回のパンフレットは、昨年7月の「学校への太陽光発電導入ガイドブック」に引き続き、国立教育政策研究所と共同で関係省庁および外部専門家などの協力を得て作成に至ったそうです。
同ガイドブックには、新エネルギー設備導入の意義・効果、設置・活用のポイント、導入までの手順について必要な情報を精選して掲載するとともに、先進事例や関連する国の財政支援制度などが掲載されています。
学校に導入可能な新エネルギー設備のシステムとして紹介されているのは、太陽熱利用や地中熱利用、小水力発電、バイオマス(ペレットストーブ)、小型風力発電(風車)、燃料電池、雪氷熱利用、貯雪庫です。
また、新エネルギー設備設置事例としては、学校の事例に「太陽熱利用床暖房システム(エネルギーを温水プールにも利用)」や「環境教育の教材とするために工夫された地中熱利用システム」「太陽光発電で必要な電力を賄う雪冷房システム」が紹介されています。
さらに、地方公共団体の取組事例としては、積極的な小型風力発電の導入と環境教育へ有効活用、町内の全公立小中学校にペレットストーブを導入、地区のすべての小学校に異なる新エネルギー設備を導入がそれぞれ紹介されています。
新エネルギーに関してはまだまだ未知な部分が多い分野ですから、こういったガイドブックを読むことで新たな見識が広がりそうです。導入できるかどうかは別としても、知識として頭の片隅に入れておいてはいかがでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2010年04月06日 16:25