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現在の日本の世相は「平和」で「無責任」? 社会意識に関する世論調査 (2010年04月06日)

fuji_100406.jpg内閣府が今年の1月に行った「社会意識に関する世論調査」によると、現在の世相を一言で言えば、明るいイメージとしては「平和である」、暗いイメージとしては「無責任の風潮がつよい」がそれぞれ最も高い、ということが分かりました。

この調査は、社会や国に対する国民の基本的意識の動向を調査し、広く行世一般のための基礎資料とすることを目的にほぼ毎年行われているもので、全国の20歳以上の国民の中から無作為に抽出された1万人を対象に調査されます。調査の中では、社会の現状に対する認識や、国の政策に対する評価などについて質問しています。

先に挙げた世相のイメージについて、良いイメージの「平和」は57%と半数以上が挙げていますが、その他の回答については「安定している」「おもいやりがある」などと続きますがいずれも20%以下となっています。逆に暗いイメージは「自分本位」「ゆとりがない」などが続き、最も多くなった「無責任の風潮」も含めて40%以上となりました。今の日本は、暗いイメージの方が出やすくなっているのでしょうか。

「国や社会のことに目を向けるべき」か、「個人生活の充実を重視すべき」かという質問には、「国や社会」が52.2%、「個人生活」が33.6%と社会志向の方が多くなっていますが、前回の調査結果よりは低下しているようです。

それでは、ボランティアなど社会への貢献活動に参加して「社会のために役立ちたい」と考えている人を見てみると、役立ちたいと「思っている」人は65.2%、働き盛りの40から60歳代が多くなっています。実際に参加したいと思う活動は「自然・環境保護に関する活動」「社会福祉に関する活動」「町内会などの地域活動」などとなりました。

責任や奉仕を「面倒くさい」と感じ、避ける人が増えているのでしょうか。自分や家族の生活を何より大切に思うのは当然のことではありますが、面倒なことに後込みしている自分の姿を、子ども達に見せたいか考えてみてはどうでしょう。

社会意識に関する世論調査:内閣府



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投稿者 kksblog : 2010年04月06日 06:44


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