●『 平成22年度 全国体力・運動能力、運動習慣等 調査に関する実施要領 』発表のお知らせ (2010年04月04日)
文部科学省は、4月1日付で『 平成22年度 全国体力・運動能力、運動習慣等 調査に関する実施要領 』を発表しました。
この調査の目的は、全国的な子どもの体力の状況を把握・分析し、子どもの体力向上に係る施策の成果と課題を検証すること、そしてその取り組みを通じて子どもの体力向上のための検証・改善サイクルを確立すること、また学校における体育・健康の指導の改善に役立てることです。
対象は小学5年生と中学2年生です。文部科学省が全国から抽出した学校で、児童学生に対しては体力実技テストと運動習慣、生活習慣、食習慣等に関する質問紙調査を、学校に対しては子どもの体力向上に係る地域・家庭等との連携及び特別活動等に関する質問調査を実施します。
抽出した学校数は小学校で4355校、全体の18.7%、中学校では2256校で全体の18.9%です。都道府県別にみると調査対象となる抽出校にはばらつきがあり、鳥取県では最も多く46.9%となっていますが、東京都では7.6%にとどまっています。
期間は平成22年4月から7月末までです。集計結果は12月に取りまとめ、各学校へ送られる予定です。
この調査結果は、文部科学省の取り組みのみならず、各自治体での子どもの体力向上に向けた取り組みに活用されます。序列化や過度な競争を招く恐れがあること、参加主体からの協力及び国民の理解が得られない可能性があるので、結果は一般には公開されません。
体格は親世代と比べると上回っているにもかかわらず、運動能力を比べると低下傾向にあります。パソコンやゲーム機の普及によって、家の中で過ごす時間が増えていることが体力低下につながっているのではないでしょうか?
子どもの成人病疾患もある時代です。意識して体力強化に取り組む必要があるかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2010年04月04日 23:05