●学習指導要領の改訂に沿った、学校の施設整備に関する見直し調査結果発表 (2010年04月01日)
小学校、中学校における学習指導要領の改訂で、小学校では外国語活動、中学校では武道が必修化されるなどの変化が生じています。学校の施設についてもこういった変化に対応するための施設の準備が必要になることが考えられます。
文部科学省では、学習指導要領の改訂や社会状況の変化などに対応するため、昨年6月から「学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議」において、小学校及び中学校施設整備指針の見直しなどについて検討を進めてきました。この検討結果を「小学校及び中学校施設整備指針の改定等について」として取りまとめて発表しました。この報告書に基づいて「小学校施設整備指針」と「中学校施設整備指針」が改訂されます。
学習指導要領改訂への対応に関する提言としては、多様な学習内容や学習形態による活動が可能となる環境を提供すること、理科教育環境の充実、家庭・地域と連携した施設の充実などが挙げられています。小学校の外国語活動では、体を動かしながらの会話や歌と行った活動などに対応した空間を確保すること、中学校の武道には安全で円滑な実施のため、施設の内部仕上げを柔道、剣道などにふさわしいものにするなどです。
理科教育環境については、実験器具や情報機器などの活用をしやすいように配慮された理科教室だけでなく、調べ学習などに繋げられるよう、「理科教室」と図書室や視聴覚教室などとの連携に配慮した施設計画が重要だとされています。
また、社会状況の変化への対応として、環境負荷の低減や自然との共生などを考慮した施設づくりについて挙げられています。温室効果ガス排出量削減など施設環境として、断熱化や日射遮蔽による建物性能の向上、太陽光や風力、バイオマスなど再生可能エネルギーの導入、緑化などを導入することが重要だとしています。これらは環境教育への活用にも有効ですね。
施設の整備は費用もかかるので、一朝一夕には難しいことですが、子ども達の学習意欲や効率を高めるために重要であることは間違いありません。この指針がより良い学校づくりのヒントになるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2010年04月01日 07:20