●世界の穀物の動きがわかる「海外食糧需給レポート2009」発表 (2010年04月02日)
「記録的な異常気象」と言われた今年の冬、日本でも気温の乱高下や雨天の多さなどに見舞われました。冬野菜の産地では、日照不足や寒さによって生育の遅れが見られ、価格が高騰しているようです。世界各地でも同じようなことが起こっているのでしょうか。
農林水産省では、国際的な食糧需給動向に関する情報の収集・分析および提供の一環として、毎年「海外食糧需給レポート」をとりまとめています。このたび2009/10年度の穀物などの国際需給の動向や、我が国の農産物貿易の動向を検証すると共に、世界の穀物の需要構造の変化などを取りまとめた「海外食糧需給レポート2009」が公表されました。
このレポートでは、小麦、とうもろこし、大麦、ソルガム、米、大豆、なたねの7種類の穀物について需給や価格の動向、生産量、作付面積について報告されています。2009年から2010年についての数値は予測値であり、毎月各種データの更新を受けて改訂されます。過去のデータについては数年から数十年の動向として、社会や経済の状況も合わせて報告されています。
2009/10年度の穀物需給は、小麦は価格低下により作付面積が減少しさらに米国で生育期に干ばつなどがあったことなどから生産量の減少が見込まれています。米はインドの干ばつやフィリピンの台風により、減産の模様です。とうもろこしは、バイオエタノール原料用などの需要の増加が見込まれているようです。
人の食料用だけでなく、家畜の飼料やその他産業の原料になることもあり、穀物の需給や生産量は世界的経済に大きな影響があることが想像できます。世界の国々の産業や気象など、さまざまな世界の動きをこのレポートから考えることができそうです。グラフも多用されて見やすいので、社会の教材として使ってみてはどうでしょう。
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投稿者 kksblog : 2010年04月02日 15:33