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大学生、大学院生 「家庭からの給付のみでは修学不自由・困難」が増加 (2010年03月26日)

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独立行政法人日本学生支援機構により、「平成20年度学生生活調査」結果が公表されました。

同調査では、学生生活費(学費と生活費の合計)、学生の収入状況、家庭の年間平均収入額、アルバイト従事状況、奨学金の受給状況、通学時間、週間平均生活時間の項目について取りまとめられています。

学生の生活費は大学学部(昼間部)、大学院修士課程、博士課程で平成12年度調査をピークに四期連続して減少しています。大学学部(昼間部)の平成12年度が2,058,200円だったのに対し、平成20年度は1,859,300円と9.7%減少しました。

学生生活費を設置者別に比較した場合、大学学部(昼間部)、大学院修士課程、博士課程、専門職学位課程のいずれも、私立が国立より高くなっています。大学学部(昼間部)の内訳をみると、学費は授業料、その他の学校納付金の差などにより私立が国立より69万円高くなる結果となりました

大学学部(昼間部)の学生の収入状況を10年前と比較すると、収入総額に占める家庭からの給付額の割合が減少する一方、奨学金の占める割合は増加しています。平成10年度の家庭からの給付が73.2%だったのに対し、平成20年度には65.9%と7.3%減少。一方の奨学金は、7.0%(10年度)から15.3%(20年度)と8.3%増加しています。

アルバイトの従事状況については、平成18年度調査に比べ、大学学部(昼間部)および大学院修士課程でアルバイト従事者の割合が増加しており、内容をみると「家庭からの給付のみでは修学不自由・困難」な者の割合が増加するという結果になりました。

大学生、大学院生の生活体系もここ数年で変わってきているようですね。アルバイトに専念して家庭を助けることも大切ですが、より充実した奨学金制度が増え、学習や研究に専念できる環境が1日も早く実現されることが望まれます。

「平成20年度学生生活調査」結果の公表:独立行政法人日本学生支援機構



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投稿者 kksblog : 2010年03月26日 20:45


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