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今週の太陽活動はどうかな?「週刊宇宙天気ニュース」の試験配信開始! (2010年03月24日)

WSW_100324.jpg天気が周期的に変わるこの時期、毎日天気予報を欠かさずチェックする人も多いのではないでしょうか。普通の天気の他に、花粉情報や洗濯情報、週末には行楽地の天気など、いろんな役立つ情報を提供してくれますよね。でも、地上だけでなく宇宙にも「天気」があるって知っていますか?

独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は、世界で初めて「週刊宇宙天気ニュース」の番組配信を試験的に開始しました。太陽から電離圏までの宇宙空間の電磁場や高エネルギー粒子の環境に関する概況と予報を広く社会に伝えていきます。電離圏とは太陽光により大気中の窒素や酸素と言った気体分子がイオン化する領域で、地上からおよそ80〜500kmのあたりです。

週刊宇宙天気ニュースは約4分間の番組で、1)今週の宇宙天気概況、2)来週の太陽/太陽風/地磁気/電離層の各予報、3)豆知識/インタビューのコーナーから構成されています。番組はNICTのWebサイト「週刊宇宙天気ニュース」よりストリーミング配信されており、さらにYouTubeやPodcastでも配信を始めます。

地上での私たちの生活に、宇宙天気はさほど関係ないように思えますが、地球の周りを周回している人工衛星へ影響することを考えると、テレビ放送や携帯電話、GPSなど私たちがよく使うものにも関係がありますね。またISSで長期滞在、特に船外活動をする宇宙飛行士にとってはとても大切な情報です。

これまでも宇宙環境予測情報(宇宙天気情報)をWebや電子メールなどで提供してきましたが、これらの情報は専門性が高く、一般には十分に活用されていませんでした。今回始まった番組では、地上の天気予報と同じようにアイコンや画像を多用して、分かりやすくコンパクトにまとめた情報を配信しています。さらに番組を広く配信することで、宇宙天気の存在や意義が一般社会に浸透する効果や、教育現場での活用なども期待されています。

ちゃんとお天気お姉さんもいるし、豆知識では私たちにも面白い話が聞けそうです。親しみやすい宇宙天気予報によって、さらに宇宙が身近に感じられますね。

NICTが週刊宇宙天気ニュース配信開始|NICT 独立行政法人 情報通信研究機構



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投稿者 kksblog : 2010年03月24日 11:33


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