●女子より男子の方が「仲間で固まっていたい」 子ども生活実態基本調査 (2010年03月23日)
Benesse教育開発センターでは、「第2回子ども生活実態基本調査」の結果を公表しました。この調査は2009年に小学校4年生から高校2年生までの子どもを対象に行った調査で、2004年に第1回が行われ、今回発表された調査結果では第1回の結果と調査比較をしています。
調査項目は以下のようになっています。
1.親子関係 親との会話/親とのかかわり
2.友だち関係 友だちの数/友だちとのかかわり
3.生活習慣 起床時刻・就寝時刻/食事の様子
4.メディア ゲーム/本・新聞/パソコンの使用頻度/携帯電話の使用状況
5.生活の満足度
6.将来願望 将来像/なりたい職業の有無/職業ランキング
結果を見ていると、5年前の結果よりも親子関係が密接になっている傾向があるようです。「お父さんやお母さんと話をする」について、学校でのできごとや友だちのことについて、多くの区分で父親、母親とも増加しています。将来や進路のこと、勉強や成績のこと、社会のできごとやニュースについての会話はほとんど変わっていないことが多いですが、子どもが自分のことを話している機会は増えているようです。
また親との関わりについても、肯定的な関わりに「あてはまる」と答えている子どもが増え、否定的な関わりは減っています。また携帯電話の利用状況を見ても、家族への電話、メールに使うという答えが増えています。これは小中学生に特に顕著であることを見ると、小中学生で携帯の所持率が大きく増えたためということもあるかもしれません。しかし所持率があまり変わっていない高校生についても、家族へのメールが増えており、友だちへのメールはわずかに減っていました。
一方友だちに関する報告を見ると、悩み事を相談できる友だちが増えている傾向にありました。また、友だちとの関わりでは男子の方が「話を合わせる」「グループの仲間同士で固まっていたい」といった、仲間同士うまくやることを大事にしているようです。
その他、早寝早起きして朝食を食べる子どもが増えている、ゲームをやらない子どもが減った、など5年間の間で子どものライフスタイルにさまざまな変化があったことが分かります。社会的な変化も少なからず影響しているようで、関連づけて見ていくとさらに面白そうです。
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投稿者 kksblog : 2010年03月23日 15:56