●半数以上の保護者が「フィルタリング」を知っていても使っていない (2010年03月23日)
株式会社MM総研は、18歳以下の子どもに携帯電話を持たせている保護者と、子どもに携帯電話を持たせる意向を持つ保護者を対象に「子どもの携帯電話の所有に関する親の意識調査を行いました。
子どもの携帯保有の状況は、高校生は96.5%とほとんど持っていました。学齢が上がるにつれて保有率は上がり、中学生では半数以上が持っています。携帯の持ち込みを制限する学校もありますが、保護者は「就学中の使用禁止」「登校時に預かる」「使い方を学校で指導」などの条件付きの持ち込みを希望する人が68%と多く、持ち込み禁止を希望する人は29%にとどまりました。
子どもに携帯電話を持たせている理由は「緊急時の家族との連絡用」がいずれの学齢でも多くなっています。学齢が上がるごとに「日常の家族との連絡用」が高くなり、塾や部活、友だちとの付き合いなど行動範囲や時間が広がるごとに日常で使う機会が増えていく様子がうかがえます。
今の携帯電話は多彩な機能が魅力である反面、子どもに持たせるには考えものです。保護者達が子どもの携帯電話には不要と考える機能に「おサイフケータイ」「ゲームアプリ」「インターネット接続機能」などが上がりました。おサイフケータイは紛失や盗難のリスクがあることから、高校生の保護者でも半数以上が不要と答えています。またインターネット接続機能が不要との答えは小学生で高く、ネット接続への危険性を充分認識していないことを心配しているものと思われます。
フィルタリングに関しては、存在は知っていてもアクセス制限のレベルを選べることなどの詳しい情報については40%の保護者が「知らない」と答えていました。また利用については、解除したケースも含めて「利用したことがある」のはおよそ半数で、残りの半数は全く利用していないようです。
学生向けのプランや、子どもを守る意識の社会的な高まりから、子どもに携帯電話を持たせることに抵抗を感じない保護者が増えているようです。それでも利用料金がかかること、不用心に使うべきでないことを肝に銘じ、節度ある利用を親子共に心がけてほしいですね。
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投稿者 kksblog : 2010年03月23日 06:34