KKSブログ: 新規学校卒業者の採用に関する要請について～文部科学省

文部科学省は、平成２２年３月２日に、高井文部科学大臣政務官・山井厚生労働大臣政務官・高橋経済産業大臣政務官の連名で、中小企業団体に対して、新規学校卒業者の採用に関し、加盟企業に周知徹底を図るよう、要請を行いました。

現在の日本の景気は、持ち直してきているものの、自律性が乏しく、失業率が高水準となっています。

それだけでなく、平成２２年３月卒業予定の新規学校卒業者をめぐる就職環境に関しても、依然として厳しい状況にあり、就職未決定のまま卒業を迎える人が多数にのぼることが懸念されています。

多数の人が、就職未決定のままで卒業を迎えると、若い時期に、就業を通じた知識・技能の蓄積が図れず、将来のキャリア形成の支障となります。また、日本の産業や社会を支える人材の育成が図られないなど、深刻な問題を起こしかねないということです。

このため、昨年１２月２２日には、２４５の経済団体等に対し、新規学校卒業者の採用に関する要請を行っていました。

これに加え、特に中小企業団体の傘下団体、および事業主への周知を図るために、あらためて、中小企業団体（日本商工会議所・全国商工会連合会・全国中小企業団体中央会）に対し、新規学校卒業者の採用に努めてもらえるように、また、加盟企業に周知徹底を図ってもらえるように、要請を行ったということです。

就職に関しては、深刻な問題を抱えているということで、とても気になるところですね。

教育家庭新聞社
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