●大学生就職企業人気ランキング 文系は「JTB」理系は「味の素」がトップ (2010年03月18日)
株式会社毎日コミュニケーションズ(マイコミ)が毎年1978年以来毎年実施している「マイコミ大学生就職企業人気ランキング」の、2011年卒業予定者の調査結果が発表されました。ランキングは文系、理系に分かれていて、それぞれ総合・男子・女子のランキングが出されています。
文系総合では「JTBグループ」が3年連続で、理系総合では「味の素」が初の首位にかがやきました。文系のJTBグループは男子・女子のランキングでもトップで、理系の味の素は女子学生の人気が高かったようです。
大学生の就職状況と言えば、先日就職内定率が80%ほどというニュースが報じられたばかりです。リーマンショックからおよそ1年半が経過していますが、いまだ雇用情勢は厳しい状態がつづいているようです。今回のアンケート対象者である2011年卒は、就職氷河期の再来になるのでは、といった懸念もされているほどです。
しかし企業側はかつでバブル経済崩壊後に、新卒の採用を凍結させたことが社員の年齢構成比の歪みなどの弊害につながった苦い経験があることから、採用人数を抑えつつも継続した採用を行っていくという傾向にあり、2011年新卒採用も「少数精鋭・質重視」での展開が考えられます。
アンケートに答えた学生達が回答した企業に抱いているイメージは「やりたい仕事ができそう」「業界上位である」「安定している」という答えが多くみられました。いずれのランキングでも、上位を占めているのは知名度が高く、歴史のある企業ばかりで、不安定な経済情勢の中で安定を求める傾向が見えてきます。一方で理系男子でトップだった「パナソニック」では、安定性よりも「技術力が高い」ことで選ばれています。
本来は研究室で知識を深めたり、研究に取り組んでいるはずの大学3年生・4年生は、就活に時間を取られて大学に行く暇もない学生もいると聞きます。社会的な流れや経済情勢のためだから仕方ない、と言えばそれまでですが、勉学・研究という大学の本来の意味を失ってほしくないですね。
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投稿者 kksblog : 2010年03月18日 07:05