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平成21年度新卒者の就職内定率、前年同期を下回り、依然厳しい状況 (2010年03月17日)

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文部科学省および厚生労働省は、2月1日現在の、平成21年度高校・中学の新卒者、大学等卒業予定者の就職内定状況を公表いたしました。

高校新卒者の就職内定率は81.1%、中学新卒者の就職内定率は17.0%です。大学等の就職内定率は、大学は80.0%、短期大学は67.3%、高等専門学校及び専修学校はそれぞれ97.3%で、依然として大変厳しい状況であることがわかりました。

高校新卒者の内定率は、前年同期に比べて6.4ポイント下回り、特に女子が大きく下回っています。求人数は前年同期に比べて40.6%も減少しています。中学新卒者の内定率は、前年同期に比べて1.9ポイント下回り、求人数は49.2%も減少しています。

大学の就職内定率は前年同期に比べると減少しており、特に私立大学のほうが国公立に比べて減少幅が大きい状況。短期大学は前年同期から8.5ポイント減少しており、他の学校種に比して減少幅が最も大きいです。男女別にみると、私立大学の女子が最も就職内定率が低く、76.2%。文系・理系別にみると、理系(86.2%)に比べ、文系(78.7%)の就職率が低い状況です。

政府としては、平成21年10月の「緊急雇用対策」に基づき、新卒者支援チームを中心に関係府省が連携して就職支援に取り組んでいます。さらに、大学等に対しては、(1)大卒就職ジョブサポーターと連携協力を図ること、(2)厚生労働省の未就職卒業者に対する新卒者体験雇用事業や職業訓練の活用や経済産業省がまとめた「雇用創出企業」リストの活用を未内定学生等に促すこと、(3)卒業の際、未就職であったり、非正規雇用となった学生に対し、可能な限り、就職情報の提供や就職相談等の支援に努めることなど、きめ細やかな対応を要請しています。

卒業シーズンが訪れて、進路が決まっていないのはつらいですね。どんなに支援しても、連携しても、企業の求人がなければ始まらないこと。やはり一刻も早い景気回復が望まれますね。


平成21年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(2月1日現在)について:文部科学省
厚生労働省:平成21年度高校・中学新卒者の就職内定状況等(平成22年1月末現在)について



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投稿者 kksblog : 2010年03月17日 18:37


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